何かの方向に進む際など、合意形成が必要です。
しかし、決め事のミーティングなどは「声の大きい人」の意見がそのまま決定してしまうなど、いびつな合意形成となってしまっていることが多いと思います。
その決定で進んだけど、うまくいかなければすぐ修正すれば済むぐらいのものなら、全く問題はありませんが、大きな方向転換などをしなければならないとき等は、修正が効かないケースもあります。
そんな大きな決断をする際に必要な合意形成をNASAゲームで学びます。
チームメンバーが宇宙飛行士という設定で不時着した宇宙船から母船へ向かうサバイバルをする過程で、合意形成しながら使用するアイテムを選択していくというシミュレーションゲームです。
月面の環境も分からないし、アイテムの中には使い方が分からないものもあります。
その不安定・不確実・曖昧な状況でチームで知恵を絞り議論を交わします。
合意形成で一番大切なものは「目的」で、その目的を深堀していくことから始めていかないと合意形成がブレてしまうのです。
今回のサバイバルは300km離れた母船へ向かい全員が助かるという目的ですが、全員がどれぐらいでそこに到着しなければ助かる命も助からないのです。
また、声の大きい人の知識が間違ったものである場合、どうしてもそこに忖度や遠慮などのバイアスが効いてしまい、間違った知識を元に決定プロセスが走ってしまいます。
本当にそうなのか?など遠慮せず聞く力も大事ですね。
ゲーム終了後に模範解答をお伝えし、チーム及び個人の選択との差分を計算してもらい、スコアの低い=模範解答との差異が少ないチームが勝ちとなります。
通常個人のスコアよりチームスコアの方が良い結果となり、3人寄れば文殊の知恵というチーム戦の利点も体感できます。
とても難しい合意形成ですが、その一部でも理解してもらえたら良い選択ができると思います。
今回は3店舗で計6チームに分かれ、そのスコアを競い合いました!
優勝チームは30点で東和福田チーム!で商品券ゲットです。
最下位チームは保木間須田チームで52点となり罰ゲームとなりました。罰ゲーム楽しみです♪
ちなみに個人で一番スコアが良かったのは22点です。素晴らしい知識と分析力ですね。