リーダーシップとチームワークを学ぶ

9月の月イチの勉強会でのテーマは「リーダーシップとチームワーク」。

リーダーシップというとリーダーだけの仕事のように思われがちだが、実は一人ひとりのリーダーシップがないとチームにならないのである。

なぜなら、リーダーは万能ではないし、不得意なことがあるのが普通だから、そこを補う意味でチームメンバーの中で必要なスキルやアイデアがあるなら率先して提案したり、行動しないとチームはいつまでたっても「一人のリーダーとその他のメンバー」という単なる集団にしかならない。

今回の勉強会のテーマは「ペーパータワー」というワーク。
制限時間内にコピー用紙をできるだけ高く積み上げるというもの。
チームリーダーを選出して、5分間で作戦会議。
その後10分間でどこまで積み上げられるかを試すワークである。

各店舗で違う日に行い、全6チームとなったこのワーク。
結果から言うと178㎝が一番の高さで、終了間際にタワーが崩壊したチームも多くあった。

一見、楽しいだけのゲームに見えるが実はそのチームがどんな関係性になっているかがとてもよく見えるワーク。

作戦会議の時にどんな言葉、役割、引き出し方、まとめ方ができるか、その作戦がロジカルであるか、それとも雰囲気のまま曖昧なものなのか。

当然、作戦会議で決められたコンセプトプラン(建付け)がブレブレだと、実際にワークが始まると行き当たりばったりで、高さが出なかったり、不安定なまま進行してしまい、記録がでない。
途中で改善しようにも、コンセプトプランの腹案もないまま、改善するので大した改善ができない。
これが「戦略は戦術ではカバーできない」というのも。

6チーム中5チームは戦略が曖昧のまま戦術でカバーしようと考えていて、1チームだけしっかりと計算機を使用しながらロジカルな戦略を組んでいた。

これが普段の現場で起きている事実なので、ここをしっかり理解しておかないと何か新しいことを始める時に結果を出すにも苦労してしまうと思う。

与えられた条件(5分の作戦会議、30枚のコピー用紙、10分間のゲーム時間)を意識して、ロジカルな戦略を練り、運営しつつ、改善していく。

声の大きい人のアイデアだけで突っ走るのではなく、より良い結果が出るよう、ダメなものはダメというチカラ、限られた条件内でベストを考えるチカラなど今回のワークで体感したこの事実を今後の現場に生かしていただきたい。

やっぱり「体験しか勝たん!!」と思います。

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