チームには4段階のフェーズがあると言われています。
ただ集まっただけ、てんでバラバラな方向を見ている「烏合の衆」
※他人事、いじめや仲間はずれが起きる、実は雰囲気悪い状態
やるべきことは分っているが関係値を波立てたくない「仲良しクラブ」
勝ちや達成に拘りがなく、失敗してもヘラヘラ笑っているような状態
目標が見え始め、それがゆえにバチバチに意見が飛び合う「混乱と葛藤」
目標をどうやって達成しなければならないのか?に真剣に向き合いがゆえの関係値が不安定になる状態
混乱と葛藤を乗り越えたチームだけに与えられる「強いチーム」
言うべきことは言い、自分にも人にも厳しい人達が足並みをそろえている状態。
実際にはこのフェーズが4つなのか5つなのか捉え方によっては違うのかもしれませんが、「強いチーム」になる為のベースは心のコップを上向きにすることがベースにあるようです。
どんな素晴らしい話しを聞いても、どんな素晴らしい手技やスキルを学んでも、心のコップが下向きだと殆ど実になりません。
その為に必要なものが、根底に流れる円滑なコミュニケーションではないでしょうか?
その円滑なコミュニケーションに必要な日々の文化として、「褒める・感謝する」という行動がどれだけできているかが大切です。
シンプルだけど日々忙しく、良いとはわかっていても中々できなかったり、慣れてくると当たり前の雰囲気が出来てしまい、意識しないと「褒める・感謝する」がいつの間にか端折られ、言う機会がどんどん遠のいてしまい、言わなくなってしまいます。
今月のテーマは「褒める・感謝するする文化を作る」というものです。
その為には脳の特質もしっかり学ばなければなりません。
脳には「安定性指向」と「可塑性」という2つの働きが対になっているそうです。
過度なお酒やタバコは身体に悪いから辞めたいと思い、禁酒禁煙を始めますが、いつのまにか禁煙禁酒も辞めてしまう。これは安定している状態を好む脳の働きが大きく関与していて、あなたの意志が弱いということではないようです。
「安定性指向」はスポンジのように、押せば跳ね返りますが、「可塑性」という働きはは粘土のように押すと形が作られる様子を言います。
その「可塑性」を上手く利用するには、コツコツ・ジワジワとやることが大事のようです。