先日、名古屋の一宮市で行われたひだまりグループさんのイベントに参加してきました。
ひだまりグループさんは今やテレビで毎月のように紹介されている「マッチョが多い福祉施設」です。
福祉の仕事はまだまだイメージが良くないということ、そして介助などで腰を壊しやすいので鍛えるということで、マッチョが多い会社を作り上げています。
代表の丹羽さんとも少しお話をさせていただきましたが、信念がみなぎる方で今後100店舗以上、直営で障がい者向けの施設を作っていくお話されていました。
特に感動を受けたのが、まだまだ色々な制約や法律により利用者さま本位のサービスができていないけれど、影響力を持つことで業界のルールを変えることだってできると思う。
また、我々が出店することでそのエリアにある施設が「ヤバイ」と思えるような良い意味での刺激を与えられる存在にしたい。
とチカラ強くお話されておりました。
イベントはひだまりグループの利用者さまやそのご家族などが参加できるもので、ホットドッグやチョコバナナのお店、薪割りやシルクスクリーンの体験などのお店を運営し、ステージではパフォーマンスなどが披露され、マッチョ選手権なども行われていました。
それらの殆どがひだまりグループさんのスタッフの方々が企画、準備、運営されていたこと。
日々の業務時間内にはできないだろうから、業務時間外に準備されていたんだと思います。
カレーに至っては1週間前から仕込んでいたそうです。
尚、当日は500人以上の方から申込があったそうです。
ひだまりグループさんがこの地域で愛されている証拠ですね。
一番印象に残ったのはスタッフの方々が20代前半から半ばの方が多く、みんな楽しそうにされていたこと。
障がい者の方々の横に寄り添いながら、イベントを楽しむのですが、誰も指示を出している様子もなく、自主的に自分がやるべきことを率先して行っていたのが、文化の熟成が行われている証だと思いました。
こういったイベントの場合、イベントの責任者があーせい、こーせい仕切るのが普通ですがそれらが一切無いことは素晴らしいことだと思います。
色々な会社やお店にお邪魔させていただくことが多いですが、良い会社、良いお店は入った瞬間の空気感が違います。スタッフ一人ひとりの言葉の温かみや指先というかそういった先端まで、文化が浸透しているのでしょう。
私たちの会社も敬護事業が始まり3年目ではありますがこれらの空気感を醸し出せるよう、文化づくりを積み上げ、「足立区・葛飾区にコンパスウォークあり」と言っていただけるよう頑張りたいと思います。
我々の会社でもこういったイベントができるようなスペースを持って、地域の沢山の方々が楽しめる場所を必ず作り上げたいと思います。