昨日は新人スタッフさん向けの1日オリエンテーション。
新人スタッフさん向けなのですが、最近は先輩スタッフも参加してもらっています。
朝から夕方まで介護のお話はほぼせず、会社が考える「価値観や在り方、社会人としての仕事の仕方など」をスライド資料や動画などで学びます。
介護業界で働いていた方も多く参加してもらっていますが、皆さん「こんな研修は初めてだ」とのことです。
介護でなくてもあまりこのようなオリエンテーションを新人スタッフさん向けに行っている会社は多くはないと思います。
もちろん、お伝えした内容はエビングハウスの忘却曲線のように忘れてしまうことが多いかと思いますが、ひとつでも引っかかるものをずっと実践してもらえると、成長につながると思います。
オリエンテーションも月イチ勉強会と同様に、「感じて、内観し、アウトプットする」という訓練も兼ねています。
この技術は的確なコミュニケーションをする上ではとても大切で、ゆくゆく後輩を従えるポジションについた時に必要とされるスキルになります。
大きさに関わらずチームリーダーは効率的でなければなりません。
物事の本質をとらえ、それを現場の状況に合わせチームに理解してもらうことが大切です。
「捉えるチカラ」…本質を見極めないと見当違いのプランになってしまいます。
「状況を判断するチカラ」…自分を含め、チームメンバーの状態を把握し、どう落とし込みをするかを考えます。
「理解させるチカラ」…伝えるを伝わるにする。
チームリーダーには普段の業務以外にマネジメントというタスクが増えるので、ここが未熟だと仕事がまったく終わらない状況になってしまいます。
なので、これらのスキルはいつも意識して成長させていなかければなりませんね。
組織で働くということは色々な価値観と調和していかなければなりません。
利用者さまと常に対峙するこの仕事はワンマンプレーや、「技術や資格があればいいでしょ」的な考えではチームメンバーへ良い影響は与えず、やがてチームが崩壊しかねません。
当たり前のことを慣れに負けずに当たり前に行うこと。
子供でも言える「ありがとう」「ごめんなさい」さえ言えなくなってしまう大人が多くいます。
そんな基本のことをしっかり学ぶのがオリエンテーションです。
個人の成長が組織、会社の成長に繋がります。
組織が会社が勝手に成長していくことはありませんので、個人の成長こそが利益を享受できるのです。