謎のマラソンランナー遂にコンプリート

月イチ勉強会では「感じて気づく」を主に行っており、感じてそれを言葉にする過程で内観する作業を訓練してもらっています。

今月のテーマは「伝えると伝わる」の違いを体感する、というものです。
「伝えると伝わるの違いは?」と聞くと皆さん回答できます。
「伝えるは一方的なもので、伝わるはイメージが共有でき、同意すること」等です。
しかし、頭で分かっていても実際にはうまくいかないことが多いのです。

今回は「謎のマラソンランナー」というワーク。
マラソンしている風景のイラストを分割したカードを各自が持ち、他の人に見えないようその描写を伝え、4番目に走っているランナーのゼッケンを制限時間25分以内に言い当てるワークです。

小学生向けのワークなのですが、大人向けに少し制限を強くしジェスチャーを禁止しました。
なので、完全に言葉だけのコミュニケーションとなり、「何をどう伝え、それをどのように処理するか」をキチンとやらないとこのワークは完成しないのです。

保木間店、東和店と行い、どちらの店舗も制限時間内にはできませんでした。
6人で行うので、一人ひとりが手持ちのカードの何をどう伝え、それを誰がどのようにまとめていくのか?

そして、遂に北綾瀬店でこのワークが達成されました!
スタート時は他の店舗と同じで、一人ずつ描写を細かく伝えていくのですが、それをみんながしていくと時間が足りないということに気づき、どこを伝えていけば良いか?と改善ができたのが成功の要素でした。

謎のマラソンランナー

普段の仕事の時でも要点がないまま、みんなが勝手な意見をいいながら、無駄に時間が経過していき、結果ふわっとした方向性でしか話がまとまらない、なんてことも多いと思います。
組織においては時間=コストということをしっかり意識していかなければなりません。

今回、北綾瀬店が成功したのはPDCAで言う、Cが機能したのがとても大きな成功要因で、何にフォーカスして伝えるか?を途中で気が付いたのです。

ジェスチャーもOKというルールなら全店舗できたと思いますが、日常では常に環境が整っているとは限りません。
むしろハンデのある条件でも目標を達成せざるを得ないことの方が多いと思います。
その時にどう改善・工夫をするかが大切です。

今後組織が大きくなっていくにつれ、どんどん後輩が入社してきます。
その時に月イチの勉強会で学び、気づいたことを自分の言葉として後輩に伝えていってもらえればと思います。

また来月も楽しみましょう!

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